情報社会論
情報社会論
第11講 情報の断片化
情報の断片化
本や映画
まとまりのある情報
共通知識の時代 「みんな知ってる」
インターネット
細切れの情報が相互にリンク
分散知識の時代 「私と友人しか知らない」
流通する情報量の増加
旧メディアのフィルター効果
新聞・テレビ・出版どれもが普通の人には発信が困難
結果として、情報量が制限され情報のまとまりを重視
そうしなければ、メディアが飽和してしまう
インターネットは無限
いくらでも情報が載せられる
気が付けばすぐに載せていく
些末な情報まで載せる
情報の断片化と細分化
細切れの情報の連鎖
一人の思考ではなく多人数の思考が連鎖
情報はより細かく、バラバラに分断
ハイパーテキストが情報分断を加速
断片が断片として流通することが可能に
知識の断片化
共通知識と体系的知識が崩壊
共通知識の崩壊
誰もが知っているという情報が減る
インターネット以前からの傾向
受験の選択科目の強化
TVの多チャンネル化
都市生活の複雑化
共同体の共通意識の崩壊
興味の細分化
それぞれの人がそれぞれの興味に従う
趣味の雑誌の百花繚乱
隣の人と仲良くしなくても困らない
オタク現象
趣味の世界に没入する生き方
オタク学
興味の細分化の極限
「あなた」と「おたく」
オタクの語源 1982年のSFファン
個人としての興味ではなく、共通の趣味に対しての連帯
趣味を通じて一瞬の理解形成
共通のTV体験 アニメ体験
興味対象の徹底的分析
すさまじいマンガマニア
インターネットと断片化
全世界から断片的情報が飛んでくる
オタクがオタクであるための道具
インターネット
ネットワークを駆使することで、趣味の世界が孤立しない
全世界の共通オタクとの連帯
マルチメディアと断片化
情報の検索性がない時代は必要な体系化
ハイパーリンクで体系化なくとも必要な情報に到達できる
しかも百科事典ではなくより直裁的な画像
文章から映像へ 音声へ
感性から感性への伝達
情報の体系化の喪失
大きな流れの中に知識を位置づける旧来方法
教育の目的は知識の体系化であった
体系化することで、世界を認識しやすくする
自分の興味に突進する文化
体系化不能な複雑な社会
メディアがあとおし
従来技法との比較検討
細分化断片化は程度問題ではないか。
昔から、ひとつの興味に没頭する人はいる
「我が輩は猫である」のオタクかげん
学問はそもそも対象への執着
博物学の系譜
純粋なマンガ評論の登場
マンガ評論
夏目房の介
従来方法論でマンガをとらえる
興味ある分野の詳細化
民族の語彙
エスキモーの雪
日本の米
欧米の牛
味の識別
欧米人の牛
日本人の米
学生のインスタントラーメン
インターネット時代の特徴
無限の細分化
細分化による情報量の増加も技術的に受け入れ可能
全世界をめぐれば、同好の士がいる。
細分化の正当化
昔はひとつに没頭するのは経済的・心理的に無理
誰でも発信者になれる
大混乱のはずがハイパーリンクと検索エンジンで機能
やはりこれは質的変化だ
断片化の産業的影響
断片の商品化
多品種少量生産
国民的ヒットの消失
オンデマンド印刷の方法論
欲しいところに欲しい人に
インターネット通販
商店の消滅
店先には並べきれない品種
多品種適量生産
これからの時代の考え方
必要なところに必要なだけ。確実に
情報の流通がより大事
必要な物の情報を迅速に生産現場に届ける
情報の消費(記号の消費)
情報断片の消費
無駄のない生産
計画性をもって生産
計画経済ではない
文化的影響
民族的地理的個性から個人の個性
全体としては無機質で均一
世界中どこへ行ってもマクドナルド
車・スーパーマーケット・ファーストフード
アメリカ文化の席巻
個人尊重の文化
サブカルチャーのメジャー化
情報化社会の末路
自分の好きなことだけの細かい世界に没入。
断片的情報の断片的消費
これで幸せか?