情報社会論

第8講 電子書籍

文字情報の電子化

情報の伝達媒体

音声

レコード・CD・ラジオ

動画像

映画・テレビ・ビデオ・DVD

文字

本・雑誌・新聞

マルチメディアによって、文字すら画面へ

CD-ROM書籍

CD-ROMで小説を読ませる試み

CD-ROM版新潮文庫の100冊

一時もてはやされたが成功せず

画面で読むこと自体が困難

CD-ROMは本の弱点をそのまま持っている

載っていないものは載っていない

売る側にとっては課金しやすい

本の次の媒体として出版社が期待

結局、ここもすべてがインターネットに


インターネット書籍

インターネットで書物データ配信

無料系

青空文庫

http://www.aozora.gr.jp/

有料系

電子書店パピレス

http://www.papy.co.jp/

e−NOVELS

http://www.so-net.ne.jp/e-novels/index.htm

e-NOVELS

小説家が、読者に直接データのみ販売

出版社を通さない

価格は作家に任せる

文庫本の半額程度の値付けが多い

今のところそれほど売れていない

本の方が圧倒的に読みやすい



領域によってはオンラインが向く?

ウンベルト・エーコの予想

検索の必要な物はオンライン

「読む」ものは紙

小説には向かないオンライン、が、

学術雑誌はオンライン化が進行

本よりもオンラインの方が向く領域は確実に増加?

オンライン本のメリット

紙がいらない→省資源

どこからでも読みたいときに読める

書架が節約できる

絶版がない

本の制作費が安価

マルチメディア連携

動画・音声との統合

オンライン本のデメリット

読者にとってのデメリット

読みにくい

所有欲が満足させられない

出版社にとってのデメリット

読者からお金がとりにくい

著者が自立してしまう

電子ブックの挑戦

携帯できる読書用端末

デジタルブック

電子書籍コンソーシアム

シグマブック

リブリエ

既存端末への配信

PDA

携帯電話

最終兵器電子ペーパー

紙の利点

見やすい(視認性が高い)。

薄い・折り曲げられる。

表示に電気がいらない。

ディスプレイの利点

書き換え可能(省資源)。

動画が表示できる。



電子ペーパーはできるか

遅かれ、早かれできる。

E-ink

ソニーのリブリエ

E-inkの原理

今のディスプレイを見て本の優越を言うのはナンセンス。

電子であればこそ

電子書籍ならではの小説のあり形

ハイパーテキストが応用できる

99人の最終電車

マルチメディアが利用できる

実験的試み

電車男

掲示板コミュニケーションから誕生

不特定多数の執筆(無意識の)

携帯文学

携帯電話サイトで読ませる携帯専用小説

本の意味と価値

印刷物は本当にいるのか?

いるとしても部数減へ

大量・同時への疑問

個別生産物

オンデマンド印刷への期待

「本」にすることの意味

編集によって情報を固める

紙でも画面でも同じか?

電子本時代のビジネスモデル

情報自体の販売と転売

紙やCD-ROMと違い物理的媒体のないインターネットは金をとりにくい。

さまざまな著作権保護対策

テキスト配布にプロテクトは意味がない

純粋情報では、売れない情報と売れる情報が極端にことなる。

図書館での一括購入もみこめない

読むかもしれない本は購入されない

電子本の社会的影響

本から電子へ

本がなくなったあとの情報流通は?

携帯メイル

インターネットのWebページ

細切れの情報の危険

インターネットでは必要な情報のみ細切れに

本が担った体系的知識の喪失