情報社会論
第9講 電子ジャーナルの現在
電子の雑誌
メイルマガジン
電子メイルで、定期的に情報を送付
ニュースの側面を強調
オンラインジャーナル
WWWサイトを定期的に更新
データベースの役割
現状では学術書中心
学術雑誌というもの
学者世界の約束事
論文を書いて発表する
知見を細かく積み重ねていく
学会の役割
同じ領域を研究する人が集まって団体を作る
論文の発表の場としての雑誌
全世界で10〜20万誌
学術オンラインジャーナル
学術雑誌のオンライン化のメリット
学会誌の乱立/全世界検索の必要性
引用ネットワークの電子化
データベース化というメリット
単純なデータベースからジャーナルへ
飛躍的な発展
オンラインジャーナルのメリット
文献がいながらにして閲覧できる
検索機能が充実。
冊子体より発行が速い。
書架が節約できる。
引用文献リンクが使用できる。
郵送料がかからない。
印刷代が節約できる。
引用文献リンク
引用文献をクリックすると元の論文へジャンプ
インターネットのハイパーリンクの原点
リンクの相互関係の重要さ
文献間の関係を引用の網の目からたどる。
ユージン・ガーフィールド:インパクトファクターの提唱
Impact Factor=引用された数/発表論文数
重要度を測る指標のはずが学者のランク指標に
既存の学問枠組みの破壊
世界のオンラインジャーナル
出版社系
Splinger Link Splinger
Science Direct Elsevier
Synergy Blackwell
独立系
Medline(Pubmed)
Highwire
最近の動向
リンク組織の成立
オンラインジャーナル相互間のリンク
Crossref
世界中のジャーナルが相互リンク
純粋オンラインジャーナル
本を作らない選択
Biomed Central
Scientific World
バーチャルジャーナル
ジャーナルの境を超えて、同じジャンルの論文をまとめる
新しい傾向
機関レポジトリ
それぞれの研究者の所属機関がオンラインジャーナルを作る
給料を払って研究させたのに、見られない矛盾の解消
オープンアクセス運動
機関レポジトリを無料で公開
NIHプロポーザル
商業出版に対する脅威から、商業出版社は大反対
学術出版の編集と配布は誰の費用で行うのか?
パーペチュアルアクセス
インターネットに情報を置くことの危険
提供者倒産・サーバー閉鎖・リンクの消滅等
学術情報は永遠でなければならない
結論
If it is not on the net, It does not exist.
ネットになければ、論文はないのも同じだ。
日本発のオンラインジャーナル
欧米に対する立ち後れ
日本では2000誌中200誌程度のオンライン化
海外誌とは予算規模の圧倒的な差異
日本語の壁
商業学術出版社の未成熟
オンラインジャーナルの現状打開
自主開発
物理学会・電子情報通信学会
海外との共同
植物生理学会・生化学会
海外出版社への全面委託
医学・生物学系で多数
官製OLJとの共同
日本化学会・日本動物学会
自主開発のオンラインジャーナル
物理学会・電子情報通信学会など
規模の大きな学会に限られる
ITスキルの高いスタッフ
ある程度の予算規模
メリット
完全に自由に好みのものが作れる
しがらみがない
デメリット
金がかかる
リンクが限られる
海外との共同
植物生理学会・生化学会など
水準の高い学会に限られる
海外出版社が共同を申し入れる程度の
メリット
国際的な流通が期待できる
金銭的負担が小さい
デメリット
日本の雑誌でなくなる。著作権・編集権は保持
日本にノウハウが蓄積できない
海外出版社への全面委託
医学・生物学系で多数
一時、もてはやされたが問題が多い
メリット
国際的な流通が期待できる
学会は労力を提供しなくてもよい
デメリット
著作権・編集権すら海外に身売り
オーストラリア発行で、85%日本からの投稿というみっともない雑誌
日本にノウハウが蓄積できない
金がかかる
官主導オンラインジャーナル
省庁別の開発
J-STAGE(旧科学技術庁)
NACSIS-ELS(旧文部省)
UMIN(旧厚生省)
学術振興・IT振興の大義名分
民間のオンラインジャーナルの未成熟
民間オンラインジャーナルの阻害要因
民業圧迫のおそれ
J-STAGE
科学技術振興事業団のOLJ
官主導型ではもっとも高機能
Cross refとのリンク
バーチャルジャーナル機能
官主導故、融通性の欠如
熱意とパワーはある?
学会OLJ活動の今後
インターネットの役割が増大
国際化
英文化
バーチャル雑誌、バーチャル学会など
バーチャル誌の失敗(2004)
ビジネスモデルとして成り立たない
理系誌から文系誌への拡大
NPO学会の先駆的試み
先駆故のトラブル
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