
Cell Structure and Function
published by Japan Society for Cell Biology
日本細胞生物学会 会報「生物」
「CSFが変ります」として、「細胞生物」(第11巻、第2号)にOn lline journal化、およびReview cluster について書いたのは、2年前のことになりますが、それ以来、これら2つの動きは順調に推移し、その成果もはっきりと見えるようになってきました。 On lline journal化については、以下に編集委員長補佐の平芳一法氏が詳しく書いていますので、お読みください。J-STAGE2というプログラムが新たに走りはじめ、いくつかの動きがありそうです。来年からHTML形式で本文が見られるようになること、リンクセンターが設けられて、各ジャーナル間の相互引用ができるようになること、また、インターネットを通じた論文投稿が可能なシステムも整う予定になっています。 すでにPubMedからのリンクは張られており、今度あらたにChemPortからのリンクも張られることになりました。また、このようなシステムの整備に伴って、Highwireへの加入も視野に入ってくるようになりました。 幸いCSFは、J-STAGEが発足したときから参加を表明し、J-STAGEのモデルケースとして、さまざまなシステムの構築に参加し、協力してきました。平芳氏が、JSTとNTTラーニングシステムの両者と緊密な連絡をとり、CSFのOn lilne journal化に献身的に努力してくれました。その結果、現在J-STAGEに参加している多くの欧文雑誌のなかでも、もっともJ-STAGEの成果を取り入れ、On line journal化の進んだ雑誌になっております。
第2に、一昨年から始まったreview clusterも順調に継続しております。CSFはあくまでも原著論文を掲載する学術雑誌ですから、総説に偏りすぎることは厳に戒めなければなりませんが、細胞生物学の前線で新たな注目を引いているトピックについて、海外を含めたその専門家にreviewを書いていただくことは、若手の研究者だけでなく広く会員全体の興味につながるものと思っております。1年に2度ほどの特集を組んできましたが、本年も5号、6号に掲載予定が決まっております。 さらに昨年度からは、編集委員長に直接ではなく、9人の副編集委員長に直接論文を投稿できるシステムも立ち上がりました。これによって、より迅速なreviewと、各副編集委員長の専門分野の特徴を生かした、より適切なreviewerの選定とが可能になりました。特に競争の激しい分野においては、うまく機能するものと思われます。徐々に副編集委員長宛に送られる論文の数も増えており、ますますこのシステムの活用が期待されます。 述べてきましたような新たなシステムの構築によって、CSF論文の世界へのexposureは広く高くなり、間違いなくCSF掲載論文の価値を高めることになると期待されます。それはそのままインパクトファクターをあげることにも寄与する筈です。これらいくつかの改革改善をしつつ、CSFの運営がなされておりますが、CSFがいっそうの発展をするためには、なにより会員からのいい論文の投稿が必須のものであります。海外を含め、より多くの論文