大阪大学 睡眠学談話会 第2回ゼミナール
ナルコレプシーの病因・病態生理の解明
講師 西野 精治 先生
スタンフォード大学 医学部 准教授
スタンフォード大学 睡眠・サーカディアンリズム研究所 所長
スタンフォード大学 ナルコレプシー研究所 副所長
日時: 10月11日(水)
4:00〜6:30 講 演
6:30〜8:30 懇親の場
場所: 大阪大学医学部 銀杏会館 3階
概 要: 近年重要視されている種々の睡眠障害の予防・治療においても、個々の疾
患の病態生理の理解が必須である。ナルコレプシーは有病率約0.05%の慢性の中枢性
過眠症であり症状は生涯持続する。思春期に多く発症するにもかかわらず確定診断ま
で数年要することが多く、治療も対症療法が主体で、患者のクオリティー・オブ・ラ
イフは多大に障害される。近年、この疾患の解明に動物モデルを用いた遺伝学的・分
子生物学的アプローチが効を奏し、オレキシン神経細胞の脱落による神経伝達障害が
ヒト・ナルコレプシーの主たる病態生理であることが明らかになった。これらの成果
により、ナルコレプシーの新しい診断法(髄液オレキシンA濃度定量)が確立され、
新たな治療法(リガンド補充療法や遺伝子治療等)の開発が期待されている。さらに
は病因の解明により発症の予防が可能になると考えられる。
スタンフォード大学睡眠センター: 世界でも屈指の総合的睡眠医学のセンターです。睡眠の基礎医学から臨床に至るまでの、最先端の研究が行われ、ことにナルコレプシーの研究・臨床では、ナルコレプシー自然発症動物モデル(犬)を繁殖・飼育し、ナルコレプシー発作におけるオレキシンの働きを解明するなど、世界をリードし続けています。
本講演会においては、西野先生にスタンフォード大学の睡眠研究の現状について、お
話をうかがう機会も設定いたします。関係諸先生方にお知らせいただき、多くの先生
方のご出席を賜りたく存じます。
世 話 人: 森本 兼曩、杉田義郎、磯 博康、大和谷 厚
連絡宛先: 大阪大学大学院 医学系研究科 社会環境医学講座
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