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日本組織細胞化学会
第36回組織細胞化学講習会
14th ICHC

会長挨拶

 第52回日本組織細胞化学会総会・学術集会は平成23年(2011年)9月24日(土)、25日(日)の2日間にわたり、金沢大学宝町キャンパスの医学部(現医学類)校舎において開催を予定しており ます。金沢や北陸地区において本学術集会が開かれるのは初めてです。

 組織細胞化学は、細胞や組織における分子の局在や機能を可視化することにより、生体機能を形態学の基盤のもとに研究する学問です。これまで酵素組織化学、オートラジオグラフィー、免疫 組織細胞化学、in situ ハイブリダイゼーションなどの技術が次々と開発され、組織細胞化学会員は専門分野が異なっても共通の方法への興味により結びついてきたと思います。近年は分子生物学や 細胞生物学の一流学術紙が蛍光染色による写真であふれているように、組織細胞化学はごく当たり前の道具になりましたが、そのことはかえって方法論やそれを基盤にした学会への関心を減少させる 皮肉な結果をもたらしている面もあります。蛍光二重染色一辺倒の論文を読んでいると、免疫電顕を用いる方が適切であるのにと思うことがあります。一方で、レポーター遺伝子を用いた生体イメー ジングや、新しい顕微鏡による分子の直接観察など、新たな組織細胞化学的方法として積極的に取り入れていくべきものもあります。今回の学術集会の特別講演やシンポジウムにおいては、従来から の方法を駆使した研究や、新しい方法を用いた研究を紹介し、会員の皆様に組織化学の意義を再認識していただければと願っております。一般演題はポスター以外にオーラルセッションも設けますの で、積極的に応募してください。

 会場は金沢の旧市街で、日本三大名園のひとつである兼六園まで歩いても行ける距離にあります。金沢大学医学部(現医学類)は加賀藩種痘所に源を発して来年には創立150周年を迎えます が、1868年にフランスから購入された人体模型(キンストレーキ)などを展示した医学部記念館をご覧いただくことができます。この時期の金沢は気候もよいので、観光も兼ねて多数の方々がご参加 くださることを祈っております。

第52回日本組織細胞化学会総会・学術集会

会長 井関 尚一

(金沢大学医薬保健研究域医学系組織発達構築学)