第104回大会(平成23年度冬季大会)
案 内
| 日にち: | 平成23(2011)年12月3日(土)、4日(日) |
| 会 場: | 大分大学教育福祉科学部 100号教室・200号教室・300号教室 〒870-1192 大分県大分市旦野原700 http://www.ed.oita-u.ac.jp/001ippann/004access/index.html |
| 交 通: | 大分駅から 【JR豊肥線】「大分大学前駅」下車(所要15分)。徒歩10分。 【大分バス】「大分駅前」もしくは「トキハデパート前①のりば」より、「大南団地・高江ニュータウン」「大分大学」行きに乗車し、「大分大学正門」もしくは「大分大学(構内)」下車(所要30分)。 |
| 連絡先: | 電話 097-554-7533(藤原耕作研究室) |
| テーマ: | キリスト教と近代文学 【趣旨】大分の地は、安土桃山時代、領主であったキリシタン大名大友宗麟を中心に、日本におけるキリスト教の一大布教地であった。現在においても、ここには数多くのキリシタン遺蹟が存在している。ここ大分の地で、キリシタンおよびキリスト教をキーワードとして、日本史の知見も参照しつつ、日本の近代文学について考えを深めてみたい。 |
第1日 12月3日(土)
| 11:00~11:30 | 常任委員会(地域交流室) |
| 11:30~12:00 | 常任委員・委員会(第一会議室) |
| 12:30~ | 受付(教育福祉科学部100号教室前) |
| 13:00~13:10 | 開会式(100号教室) ・開会の辞 総合司会/本学会常任理事・東洋大学教授 千艘秋男 ・学会挨拶 本学会会長・京都市立芸術大学名誉教授 中西進 ・会場校挨拶 大分大学教育福祉科学部長 柳井智彦 |
| 13:10~14:10 | ・九州大学教授 松本常彦 |
| (休憩 第一会議室) | |
| 14:30~17:30 | パネルディスカッション |
| コーディネーター/ 遠藤周作『王の挽歌』考 ―キリシタン文学の可能性をめぐって― 京都外国語大学准教授 長濵拓磨 パネリスト/《劇》的な人生―遠藤周作と「切支丹もの」(『王の挽歌』など) 山梨英和大学教授 川島秀一 切支丹文学という領域とその臨界―「神神の微笑」と「神々と神と」を視点に― フェリス女学院大学教授 宮坂覺 大友宗麟とキリスト教大分大学専任講師 八木直樹 *【パネリストの変更】細川正義氏に「キリスト教と近代文学―キリシタン大名・大友宗麟と近代日本キリスト教文学の可能性―」のタイトルでご報告いただく予定でしたが、ご病気のため、長濵拓磨氏にパネリストが変更となりました。細川氏の一日も早いご回復を祈念しております。 |
| 19:00~21:00 | 懇親会(大分東洋ホテル) |
| ・会費 一般8000円、大学院生6000円 ※公開シンポジウム終了後、18時頃に送迎バスが出ます。 |
公開シンポジウム・研究発表会要旨
公開シンポジウム・研究発表会要旨(2)
第2日 12月4日(日)
| 10:00~ | 受付(教育福祉科学部教室棟200号教室前) |
| 10:30~11:55 | 午前の部 |
| 総合司会 | A会場(200号教室) 本学会常任委員・宮城学院女子大学教授 |
B会場(300号教室) 本学会常任委員・中京大学教授 |
| 10:30~11:10 | 豊玉毘賣神話における「塞海坂返入」の意味 |
大江健三郎『水死』論 ―作家的課題への〈新しい挑戦〉 |
| 〈司 会〉同志社女子大学特任教授 寺川眞知夫 |
〈司 会〉天理大学専任講師 渡部麻実 |
|
| 11:10~11:50 | 平安前期における挽歌の位相 |
モダリティにみる主題のニハ文 |
| 〈司 会〉大東文化大学教授 藏中しのぶ |
〈司 会〉滋賀短期大学教授 柿木重宜 |
| 12:00~13:00 | 昼食・休憩(204号教室) | 13:00~14:25 | 午後の部 |
| 総合司会 | A会場(200号教室) 本学会常任委員・宮城学院女子大学教授 |
B会場(300号教室) 本学会常任委員・中京大学教授 |
| 13:00~13:40 | ノートルダム清心女子大学黒川文庫蔵 伝明融筆『源氏不審抄出』について |
本邦文献に見られる漢語受容の一形態―「無心」の語史を通して― |
| 〈司 会〉広島大学教授 妹尾好信 |
〈司 会〉広島女学院大学教授 柚木靖史 |
|
| 13:40~14:20 | 牧水と万葉集 |
魚名「しいら【鱪】」について |
| 〈司 会〉宮崎産業経営大学教授 大坪利彦 |
〈司 会〉広島女学院大学教授 柚木靖史 |
| 14:30~15:00 | 閉会式(200号教室) |
| ・研究発表奨励賞授与 ・閉会の辞 本大会実行委員長/本学会常任理事・大分大学准教授 藤原耕作 |
第103回大会(平成23年度夏季大会)
案 内
| 日にち: | 平成23(2011)年6月4日(土)、5日(日) |
| 会 場: | 東洋大学白山キャンパス6号館 6210・6203・6204教室 〒112-8606 東京都文京区白山5丁目28番20号 http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html |
| 交 通: | 【都営地下鉄三田線】「白山駅」下車。徒歩10分。 【営団地下鉄南北線】「本駒込駅」下車。徒歩10分。 |
| 連絡先: | 電話・FAX 03-3945-7518(千艘秋男研究室) |
| テーマ: | 近代文学を問う―〈古典の継承〉と変革― 【趣旨】西欧近代の摂取によって立ち上がった日本の近代文学は、自らの変革をしばしば〈古典の継承〉によって達成してきた。古典を受け継がれるべき典型としての普遍性を保持しているものとすると、近代文学は古典の普遍性を尊重しつつも、新たな側面を見出し、それを手掛かりに文学の継承と変革に挑んだといえよう。本シンポジウムでは、古典の存在によって誕生した近代文学の作品を対象に、言語・構造・表現様式など、諸問題について古典と近代の双方の立場から討議を行いたい。 |
第1日 6月4日(土)
| 11:00~11:30 | 常任委員会(6号館2階6203教室) |
| 11:30~12:30 | 常任委員・委員会(6号館1階第3会議室) |
| 12:30~ | 受付(6号館2階ラウンジ) |
| 13:00 | 開催(6号館2階6210教室) |
| ・開会の辞 総合司会/本学会常任委員・放送大学客員教授 神野藤昭夫 ・学会挨拶 本学会会長・京都市立芸術大学名誉教授 中西進 ・来賓挨拶 東洋大学学長 竹村牧男 |
| 13:10~14:10 | ・東洋大学教授 竹内清己 |
| (休憩 6202教室) | |
| 14:30~17:30 | パネルディスカッション |
| パネリスト/ 正統と異端の転覆―泉鏡花における古典摂取の方法と精神― 宇都宮大学教授 鈴木啓子 〈古典回帰〉再考―谷崎潤一郎「蘆刈」と歴史叙述―奈良教育大学准教授 日高佳紀 芥川龍之介の初期作品に見る『今昔物語集』の受容東京成徳大学教授 庄司達也 コーディネータ/鴎外における革新性の在り処 ―〈模倣〉と〈創造〉、その抗争様態― 明治大学教授 大石直記 |
| 18:00~19:30 | 懇親会(東洋大学2号館16階スカイホール) |
| ・会費 一般7000円 大学院生4500円 |
【選挙】投票日時:6月4日(土) 12:30~17:30 投票場所:6号館2階ラウンジ
第2日 6月5日(日)
| 9:30~ | 受付(6号館2階ラウンジ) |
| 10:00~12:00 | 午前の部 |
| 総合司会 | A会場(6203教室) 本学会常任委員・同志社女子大学教授 |
B会場(6204教室) 本学会常任委員・和洋女子大学教授 |
| 10:00~10:40 | 万葉集「仙柘枝が歌三首」の位置づけ ―左注表記を手がかりに― |
談義本と初期読本のあいだ ―大江文坡の異界表現をてがかりに― |
| 〈司 会〉奈良大学教授 上野誠 |
〈司 会〉清泉女子大学教授 佐伯孝弘 |
|
| 10:40~11:20 | 『萬葉集』の「風流士」 ―訓点史の再考から― |
近世初期俳壇の考察 ―『俳諧蒙求』と『誹諧埋木』の関係― |
| 〈司 会〉青山学院大学教授 小川靖彦 |
〈司 会〉和洋女子大学教授 佐藤勝明 |
|
| 11:20~12:00 | 家長の語り方 ―夏目漱石『行人』論― |
命令形を取る文 ―その働きと意味分化の仕組みについて― |
| 〈司 会〉相模女子大学教授 戸松泉 |
〈司 会〉大妻女子大学教授 吉田光浩 |
| 12:00~13:00 | 昼食・休憩 | 13:00~14:20 | 午後の部 |
| 総合司会 | A会場(6203教室) 本学会常任委員・東京学芸大学教授 |
B会場(6204教室) 本学会常任委員・大分大学教授 |
| 13:00~13:40 | 『源氏物語』「澪標」巻の譲国と准拠 ―致仕大臣の招聘と光源氏の政治構想― |
小説の地の文につかわれる「してしまう」 ―述語を中心に― |
| 〈司 会〉明治大学非常勤講師 袴田光康 |
〈司 会〉明治大学教授 小野正弘 |
|
| 13:40~14:20 | 和歌から見る『源氏物語』リライトの方法 ―与謝野晶子から田辺聖子へ― |
サンマの漢字表記 |
| 〈司 会〉富山大学教授 呉羽長 |
〈司 会〉国立国語研究所(名誉所員) 飛田良文 |
| 14:30~15:30 | 総会(6204教室) |
| ・授賞式〔学会賞/文学・語学賞/研究発表奨励賞〕 ・閉会の辞 本大会実行委員長/本学会常任委員・東洋大学教授 千艘秋男 |
報告

東日本大震災後初めて開催された大会である第103回大会は、盛況のうち無事終了しました。
公開シンポジウムに先立ち、中西進会長から、文学研究の使命が、人間にとって幸福とは何か、人間とはどうあるべきかを明らかにすることにあり、それを沈黙にさえ近い静かさで、ことばにし続けることが大切であるという挨拶がありました。また会場校来賓の竹村牧男東洋大学学長から、このような時期にこそ、国語・国文学について考えることが重要であるとのお言葉を賜りました。

公開シンポジウムでは、「近代文学を問う―〈古典の継承〉と変換―」というテーマに取り組みました。日本近代文学がどのように〈古典〉を受け止め、それを新たな文学の基礎としてきたか、様々な角度から明らかにすることを試みました。
竹内清己氏の基調講演「〈モダニズム〉と〈日本古典〉のゆきあい―堀辰雄から北方国文学へ―」では、堀の〈モダニズム〉が実は〈クラシズム〉(古典主義)と深く関わっていたこと、戦後に堀の文学が更科源蔵を通じて北方(北海道)へと渡っていったことなど、興味深い事実が明らかにされました。小さな「ゆきあひ」(折口信夫のことば)を繰り返しながら、継承され変革してゆく〈古典〉の姿が鮮やかに浮かび上がりました。

パネルディスカッションでは、気鋭の日本近代文学研究者が、近代文学を代表する作家たちの「〈古典の継承〉と変革」に新たな光を当てました。
大石直記氏は、森鴎外が処女塚伝説という古伝承を踏まえて戯曲「生田川」を制作することによって、後期の〈史伝〉への道を拓いたことを論じられました。鈴木啓子氏は、泉鏡花の広範囲な古典文芸利用を暗示的・連想的なものまで含めて提示しつつ、鏡花の伝説物語を近代文学の異端として位置付けられました。日高佳紀氏は、〈古典回帰〉とされる谷崎潤一郎の小説を、〈歴史〉に関わるものと捉え直し、「蘆刈」のプレテクストとの自在な関わり方を論じられました。庄司達也氏は、芥川龍之介の聴講ノートを手懸りに、「羅生門」の「(下人の)Sentimentalism」という表現がラムプレヒトに由来することを突き止め、それが単なる“感傷”ではないことを示し、新たな作品解釈を提示されました。
160名を超える人々が集う、熱気に満ちた会場で行われたこのシンポジウムの成果は、機関誌『文学・語学』第201号に掲載されます。
なお、研究奨励賞には、松岡芳恵氏(東洋大学大学院生)の「談義本と初期読本のあいだ―大江文坡の異界表現をてがかりに―」が選ばれました。
(広報委員会記)
第102回大会(平成22年度冬季大会)
案 内
| 日にち: | 平成22(2010)年11月27日(土)、28日(日)、29日(月) |
| 会 場: | 宮城学院女子大学 〒981-8557 宮城県仙台市青葉区桜ヶ丘9丁目1番1号 |
| 交 通: | 仙台駅から 【宮城交通バス】西口バスプール2番乗り場より、「泉アウトレット」または「宮城大学」行きに乗車し、「宮城学院前」下車(所要約30分) 【仙台市営バス】西口バスプール13番乗り場より、「宮城学院前」行きに乗車し、終点で下車。 http://www.mgu.ac.jp/02info/access/ |
| 連絡先: | 宮城学院女子大学学芸学部日本文学科気付 星山健研究室 〒981-8557 宮城県仙台市青葉区桜ヶ丘9丁目1番1行 電話 022-279-1311(代表) |
第1日 11月27日(土)
| 11:00~12:00 | 常任委員会・委員会(本館第2会議室)〔控え室 第1会議室〕 |
| 12:30~ | 受付(ランディス館2階) |
| 13:00~13:10 | 開会式(ランディス館ホール) |
| ・開会の辞 総合司会/本学会常任委員・東京大学教授 三角洋一 ・会場校挨拶 宮城学院学院長 松本宣郎 ・挨拶 本学会会長・京都市立芸術大学名誉教授 中西進 |
| 13:10~14:10 | ・本学会会長・京都市立芸術大学名誉教授 中西進 |
| 14:30~17:30 | パネルディスカッション |
| パネリスト/ 〈歌謡(うた)〉のちから―声と言葉と― 杉野服飾大学教授 馬場光子 うたの命と力同志社女子大学特任教授 安森敏隆 声の力―声明からみる宮城学院女子大学教授 大内典 コーディネーター/本学会常任委員・宮城学院女子大学教授 犬飼公之 |
| 18:30~20:30 | 懇親会(勝山館) |
| ・会費 一般8000円 大学院生5000円 ※公開シンポジウム終了後、17時50分頃に送迎バスが出ます |
第2日 11月28日(日)
| 9:30~ | 受付 |
| 〈研究発表会〉 | |
| 10:00~12:00 | 午前の部 |
A会場(第2講義館K301教室) 総合司会/本学会常任委員・盛岡大学教授 |
B会場(第2講義館K302教室) 総合司会/本学会常任委員・和洋女子大学教授 |
| 無助詞文の表現形式と構造 |
立志小説をめぐって |
| 〈司会〉大妻女子大学教授 吉田光浩 |
〈司会〉富山大学教授 金子幸代 |
| 『古事記』における天照大御神の位置づけ |
『彼岸過迄』論 ―「洋杖(ステッキ)」と「傘」の隣接を起点として― |
| 〈司会〉同志社女子大学特任教授 寺川眞知夫 |
〈司会〉フェリス女学院大学教授 佐藤裕子 |
| 高橋虫麻呂の旅の文芸 ―「筑波山に登れる歌」をめぐって― |
志賀直哉「城の崎にて」の形成 ―「城の崎にて」から「城崎にて」へ― |
| 〈司会〉東洋大学教授 菊地義裕 |
〈司会〉フェリス女学院大学教授 佐藤裕子 |
| 12:00~13:00 | 昼食・休憩(休憩室 第2講義館K205教室) | 13:00~15:40 | 午後の部 |
A会場(第2講義館K301教室) 総合司会/本学会常任委員・東洋大学教授 |
B会場(第2講義館K302教室) 総合司会/本学会常任委員・奈良大学教授 |
| 万葉集における宴席歌の手法 |
中原中也の歌―韻律の研究 |
| 〈司会〉國學院大學兼任講師 城﨑陽子 |
〈司会〉富山大学教授 金子幸代 |
| 『源氏物語』の被け物 ―「若菜上」巻「女の装束に細長を添へて」の表現を中心に― |
西脇順三郎の古代観について |
| 〈司会〉東京学芸大学教授 河添房江 |
〈司会〉同志社大学教授 田中励儀 |
| 『和泉式部日記』の紅葉狩をめぐる表現構造 ―「高瀬舟」を起点として― |
開高健の釣魚に関する考察 ―生と死をみつめる視線― |
| 〈司会〉昭和女子大学教授 大倉比呂志 |
〈司会〉同志社大学教授 田中励儀 |
| 歌題集成書『明題古今抄』について |
|
| 〈司会〉二松学舎大学専任講師 五月女肇志 |
| 15:45~16:10 | 閉会式(K301教室) |
| ・研究発表奨励賞授与 ・閉会の辞 本学会常任委員・宮城学院女子大学教授 犬飼公之 |
第3日 11月29日(月)
| 文学実地踏査「松島周辺の遺跡をめぐる」 |
報告

第102回大会は無事終了しました。
第102回大会の公開シンポジウムでは、「〈歌〉のちから」をテーマに、歌謡や和歌、さらに声の本質について考察を深めました。

中西進氏(本学会会長)の基調講演「好色・幽玄のこと」では、和歌が心のやさしさ(好色)と神異なるものへの畏れ(幽玄)からなる、普遍的かつ日常的なものであることが説かれました。またパネルディスカッションでは、馬場光子氏(日本中世文学・歌謡史)は、歌謡の声の力が異界の神の心を揺さぶるものであると論じられ、安森敏隆氏(日本近代文学)は「命」を見つめた近現代の短歌を取り上げられ、大内典氏(仏教音楽)は、日本で独自に発達した声明の声の力を明らかにされました。古典と近代を往還しながら、〈うた〉の持つ根源的な力を見つめることとなりました。

パネリストによる報告を受けた議論では、〈うた〉は救いたりえるか、散文の成立は〈うた〉にどのような影響を与えたか、〈うた〉にとって形式はどのような意味を持つか(音律や曲調の違いは何を意味するか)などの論点を中心に、本質的な議論が交わされました。この公開シンポジウムの成果は、機関誌『文学・語学』第199号に掲載されます。
なお、研究奨励賞には、井内美由起氏(早稲田大学大学院博士課程後期)の「『彼岸過迄』論―「洋杖(ステッキ)」と「傘」の隣接を起点として―」が選ばれました。
(広報委員会記)
第101回大会(平成22年度夏季大会)
案 内
| 日にち: | 平成22年(2010)6月5日(土)、6日(日)、7日(月) |
| 会 場: | 同志社女子大学(今出川キャンパス) 〒601-0893 京都市上京区今出川寺通リ寺町西入ル |
| 交 通: | 地下鉄今出川駅3番出口(京都駅側の改札を出て左の階段)から地上に出、烏丸・今出川の交差点の横断歩道を渡らず、左手に進み、京都御苑と同志社大学の間の道(今出川通)を東(山)の方へと進む二つ目の信号(点滅信号)の所が正門 http://www.dwc.doshisha.ac.jp/access/access02.html |
| 連絡先: | 075-251-4106(直通) 同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科事務室 tyasumor@dwc.doshisha.ac.jp |
第1日 6月5日(土)
| 11:00~12:00 | 常任委員会・委員会(純正館4階S405教室) |
| 12:30~ | 受付 |
| 13:00~13:10 | 開会式(純正館地下1階S013教室) |
| ・開会の辞 総合司会/本学会常任委員・同志社女子大学教授 吉海直人 ・会場校挨拶 同志社女子大学学長 加藤裕郎 ・挨拶 京都市立芸術大学名誉教授・本学会会長 中西進 |
| 13:10~14:10 | ・同志社女子大学特任教授 ニコラス・J・ティール |
| 14:30~17:30 | パネルディスカッション |
パネリスト/奈良大学教授 上野誠 |
| 18:00~19:30 | 懇親会(新島会館) |
| ・会費 一般6500円 大学院生4500円 |
第2日 6月6日(日)
| 9:30~ | 受付 |
| 〈研究発表会〉研究発表会要旨 |
|
| 10:00~12:00 | 午前の部 |
A会場(純正館3階S301教室) 本学会常任委員・宮城学院女子大学教授 |
B会場(純正館3階S303教室) 本学会常任委員・青山学院大学教授 |
| 『日本霊異記』に描かれた地獄の性格 |
鶴峰戊申『洋語背誦歌』をめぐって |
| 〈司会〉東京大学教授 三角洋一 |
〈司会〉国際基督教大学アジア文化研究所客員所員 飛田良文 |
| 口伝・記録と説話 |
『諸道聴耳世間狙』と演劇 ―巻五の二「祈祷はなでこむ天狗の羽箒」と『霧太郎天狗酒醼』について― |
| 〈司会〉東京大学教授 三角洋一 |
〈司会〉国際基督教大学アジア文化研究所客員所員 飛田良文 |
| 春日なる三笠の山に出し月 ―平城京の東― |
三宅花圃「萩桔梗」論 ―女性の運命への視点― |
| 〈司会〉東洋大学教授 菊地義裕 |
〈司会〉奈良教育大学准教授 日高佳紀 |
| 12:00~13:00 | 昼食・休憩(休憩室 純正館3階S302教室) | 13:00~15:00 | 午後の部 |
A会場(純正館3階S301教室) 本学会常任委員・東洋大学教授 |
B会場(純正館3階S303教室) 本学会常任委員・和洋女子大学教授 |
| 『源氏物語』「同じ心」考 ―薫と大君を中心に― |
夏目漱石「倫敦塔」 ―〈鳴らない音〉から立ち上がる作品世界― |
| 〈司会〉相模女子大学教授 後藤幸良 |
〈司会〉早稲田大学教授 石原千秋 |
| 落葉の宮と「食」 ―夕霧巻の方法として― |
女たちのネットワーク ―夏目漱石『明暗』論― |
| 〈司会〉相模女子大学教授 後藤幸良 |
〈司会〉東海大学名誉教授 小泉浩一郎 |
| 『蜻蛉日記』と「今」を表わす時間表現 ―「過ぎにし年月ごろのこと」の現在化と「日記」意識― |
日本文学と狂気あるいは精神病理学 |
| 〈司会〉武蔵野大学教授 川村裕子 |
〈司会〉和洋女子大学教授 仁平道明 |
| 15:10~ | 総会(純正館3階S303教室) |
| ・決算・予算・規程改正・学会賞授与・研究発表奨励賞授与 ・閉会の辞 本学会常任委員・同志社女子大学特任教授 寺川眞知夫 |
第3日 6月7日(月)
| 文学実地踏査「京都東山の社寺」 |
報告

第101回大会は無事終了しました。
第101回大会の公開シンポジウムでは、「日本文学における補完の関係」という新しいテーマに取り組みました。「補完」という視点は、従来の“受容”や“影響”という見方を超えて、複数の文学が双方向的に影響し合いながら完成に向かう、というダイナミックなプロセスを捉えようとするものです。

ニコラス・J・ティール氏の基調講演「日本の短詩形文学と外国の短詩形文学の関係」では、まず、氏が日本の和歌を通じて再発見した、イギリスの短詩の歴史が紹介され、次に19世紀以来の和歌の英訳の歩みが具体的に示されました。そして、日本の短詩形文学が、『ギリシャ詞華集』やペルシャの『ルバイヤート』などとともに、大きな刺激となり、今日のイギリス・アメリカ文学において短詩形文学が広がりを見せていることが紹介されました。
またパネルディスカッションでは、それぞれのパネリストが、文学における「補完」とは何かを思索しながら、日本文学への新しいアプローチを試みました。
上野誠氏(日本上代文学)は、日本文学研究を進めるにあたって、他分野との対話という自覚的な「補完」が必要であることを強調されました。
本間洋一氏(日本漢文学)は、中国古典詩と対照することで初めて見えてくる、若山牧水の短歌や高村光太郎の詩の心を鮮やかに示されました。
関口安義氏(日本近代文学)は、芥川龍之介「河童」の〈不安〉が、1920~30年代という時代の〈不安〉の表れであることを、芥川が利用した文献の詳細な検討を通じて明らかにされました。

“受容”“影響”という見方を問い直すとともに、新しい文学研究の可能性を示した、この公開シンポジウムの成果は、機関誌『文学・語学』第198号に掲載されます。
なお、研究奨励賞には、岡西愛濃氏(鵠沼高等学校非常勤講師)の「三宅花圃『萩桔梗』論-女性の運命への視点-」が選ばれました。
(広報委員会記)
第100回記念大会(平成21年度冬季大会)
案 内
| 日にち: | 平成21年(2009)12月12日(土)、13日(日)、14日(月) |
| 会 場: | 青山学院大学 青山キャンパス 〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 |
| 電 話: | 03-3409-7917 青山学院大学文学部日本文学科研究室 (JR山手線「渋谷」ハチ公口より宮益坂の左側(北側)の歩道をのぼり徒歩12分/地下鉄「表参道」B1出口より西へ徒歩6分) |
○構内には自動車は入れません。電車をご利用ください。
○13日(日)には学内の食堂は営業しておりません。
○本大会に関することは、大会会場校にご連絡をお願いします。
○学会費納入は大会会場では行いません。
○12月14日(月)の文学実地踏査は、大会会場校が付近の文学遺跡の案内図を用意しています。
第1日 12月12日(土)
| 11:00~12:30 | 委員会(14号館11階第19会議室) |
| 13:00~ | 受付 |
| 13:30~13:40 | 開会(14号館12階大会議室) |
| ・開会の辞 総合司会/本学会常任委員・青山学院大学教授 安田尚道 ・会場校挨拶 青山学院大学学長 伊藤定良 ・挨拶 京都市立芸術大学名誉教授・本学会会長 中西進 |
| 13:40~14:40 | ・東京大学大学院教授 ロバート・キャンベル |
| 15:00~17:30 | パネルディスカッション(司会:青山学院大学教授 近藤泰弘) |
パネリスト/国際基督教大学アジア文化研究所客員研究員 飛田良文 |
| 18:00~19:30 | 懇親会(青学会館「クリノン」) |
| ・会費 一般6,000円 大学院生4,500円 |
第2日 12月13日(日)
| 10:00~ | 受付 |
| 〈研究発表会〉研究発表要旨 |
|
| 10:30~11:50 | 午前の部 |
| 総合司会 | A会場(15号館4階15405教室) 本学会常任委員・和洋女子大学教授 |
B会場(15号館4階15406教室) 本学常任委員・宮城女学院大学教授 |
| 10:30~11:10 | 文末表現からみた明治期における小説の文章 |
検税使大伴卿の筑波山に登る時の歌 ―下級官僚虫麻呂歌の志向― |
| 〈司 会〉滋賀短期大学教授 柿木重宜 |
〈司 会〉國學院大學教授 辰巳正明 |
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| 11:10~11:50 | 反対語における構造分析 ―漢字教育から文章論教育へ― |
『和泉式部日記』の服飾表現 ―帥宮の「出だし袿」を中心として― |
| 〈司 会〉滋賀短期大学教授 柿木重宜 | 〈司 会〉中央大学附属高等学校教諭 金井利浩 |
| 11:50~13:00 | 昼食・休憩(休憩室) |
| 13:00~15:00 | 午後の部 |
| 総合司会 | A会場(15号館4階15405教室) 本学会常任委員・和洋女子大学教授 |
B会場(15号館4階15406教室) 本学常任委員・宮城女学院大学教授 |
| 13:00~13:40 | 古代語における係助詞「は」の「取り立て」用法 |
西行「おほかたの露」の歌 ―『御裳濯河歌合』十八番歌の俊成判詞との関係から― |
| 〈司 会〉青山学院大学教授 近藤泰弘 | 〈司 会〉二松学舎大学講師 五月女肇志 |
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| 13:40~14:20 | 題目の範囲と真の題目 |
森鷗外『文づかひ』論 |
| 〈司 会〉大妻女子大学教授 吉田光浩 | 〈司 会〉富山大学教授 金子幸代 | |
| 14:20~15:00 | 日本社会における意識・認識の記号化:日欧語の対照研究から |
石川淳「新釈古事記」論 |
| 〈司 会〉大妻女子大学教授 吉田光浩 | 〈司 会〉東京成徳大学准教授 庄司達也 |
| 15:00~ | 閉会式 |
| ・研究発表奨励賞授与 ・閉会の辞 本学会事務局・同志社女子大学特任教授 寺川眞知夫 |
第3日 12月14日(月)
| 文学実地踏査「青山・渋谷近辺の文学遺跡をめぐる」 |
報告

第100回記念大会は無事終了しました。
公開シンポジウムでは、充実した議論が交わされました。ロバート・キャンベル氏の特別講演「日本語から世界に向かう―『米欧回覧実記』と明治初期の啓蒙主義―」では、久米邦武著『米欧回覧実記』についての注釈作業の成果をもとに、わかりやすく読んで人を飽きさせない書物として、『米欧回覧実記』の文体が生み出されてゆく過程が、生々しく示されました。
またパネルディスカッションでは、2008年10月に刊行された、水村美苗氏『日本語が亡びる時 英語の世紀の中で』(筑摩書房)の問題提起を真正面から受け止めた報告が、日本文学・日本語学・国語教育学のそれぞれの分野の専門家からなされました。
飛田良文氏(日本語学)は、日本語の文構造が世界の言語の中で決して特殊なものでなく、今後大きな可能性を持つ言語であることを示されました。勝原晴希氏(日本近代文学)は、ことばが無表情な記号となっていった日本近代詩の歴史をたどりながら、象徴としてのことばを取り戻すことの重要さを説かれました。原國人氏(国語教育学)は、世界の多元化が進む中で、日本語の必要性が一層強まることを指摘され、そして世田谷教育特区教科「日本語」の実践の成果を紹介されました。

今後の日本語のために、研究者に何ができるかを考えたこの公開シンポジウムの成果は、機関誌『文学・語学』第196号に掲載されます。
なお、研究発表奨励賞には、帆苅基生氏(青山学院大学大学院博士課程後期)の「石川淳『新釈古事記』論」が選ばれ、閉会式にて賞が授与されました。
(広報委員会記)
