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TEX

お見積もりとご相談
TEX

 中西印刷は他社に先駆けてTEXによる組み版・印刷を行ってきました。
 当社ではTEXで以下のようなお客様のご要望に応じたサービスを提供しております。ご気軽に当社、営業までご連絡ください。
  • TEXを使って、組み版代印刷代を圧縮したり、校正の手間を省きたい。

  • →下記「TEXの印刷出版への利用」をごらんください
  • 自分で作ったTEXファイルをそのまま印刷したい。
  • オンデマンド印刷をごらんください
  • スタイルファイルクラスファイルだけを作成してもらいたい。
  • 数式組み版を綺麗におこないたい。
  • TEX ファイルでデータペースやオンラインジャーナルの作成を同時に行いたい。
  • 古文書・漢文など通常のDTPでは組み版が困難な原稿を印刷したい。
◆TEXについて
 ここにたどりつくような方には、釈迦に説法だと思いますが、TEXは、天才数学・コンピュータ博士であるDonald E.Knuthの手により開発された組版ソフトウェアです。
 なぜ、数学者が組み版ソフトを作ったといいますと、こういう伝説があります。活版からコンピュータ製版にかわったときのあまりの組み版の悪さに業をにやしたKnuth博士が「それなら自分で作る」と作ってしまったというのです。
 数学者が作ったことから、数式組に強く、非常に柔軟なソフトウェアになっています。またマクロ機能を拡張する事で、様々な文章を効率的に組版する事が出来る様になっています。自分の好きなようにどんどんカスタマイズできるという点で、非常にコンピュータ的ですが、それでいて、基本の部分については、改編を許していませんので、世界中でマクロファイルの定義さえしっかりすれば、完全に互換がとれるという特徴があります。
 なお、最近では数学や物理学とは対極的な古文書・漢文などをTEXで作成することがあります。現在の組み版の主流はDTPですが、これはデザインは自由にできますが、文字組み版については制約のあることが多いのです。従って、古文書・漢文などの複雑な組み版はDTPよりTEXを利用し方が、美しく、効率的に行えるというわけです。
 ちなみに、TEXの発音ですが「テックス」でかまわないと思いますが、日本では「テフ」あるいは「テック」と言うのが、通だとされています。でも本来の発音は、Bachの「ッハ」に近い音です。「テッッハ」という感じでしょうか。
 TEXにも弱点もないではありません。柔軟で高機能であるため、習得は容易な物ではありません。やはり、数学的センス、コンピュータ的センスをおもちの方でないと、つかいこなしにくいのは事実です。それでも、いまや数学、物理学に限らず、上にのべたように人文科学系諸分野に使用が広がっています。特に、物理、数学関係の学会では投稿に際し、推奨するところが多く、TEXでの投稿にはいろいろと特典が用意されているという現象もおこっています。
 日本でのTEX関連情報については、TeX Wiki(http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/)がもっとも著名です。
◆TEXの印刷出版への利用
 TEXは組み版ソフトですから、当然、印刷もできますし、出版にも使えます。うまく使えば、品質をおとさないでのコストダウンや校正手間の大幅な削減が可能です。しかし、意外にその方法はしられていないようです。ここでは、TEXを使った印刷出版についていろいろなやり方の得失を検討してみました

1.お客様は通常のワープロまたは手書き、印刷所で一からTEXで組む
 この技法は、印刷所での組み版ソフトとしてTEXを使うというものです。確かに、TEXは組み版ソフトとして非常に優れていますので、この使い方をする場合もあります。特に数式が多い仕事などはTEXが使われる場合が多くなってきています。
 しかし、印刷会社では、通常、TEX以外の組み版ソフトを使っているのが普通です。というのは、TEXは、自動化処理が行き届きすぎているため、細かい組み版指定がかならずしもやりやすいとはいえないのです。こういう細かい組み版指定をするにはそれに向くソフトがいくつも使われています。
 いずれにしても、一から印刷会社で組み版をするわけですから、従来技法のうち、組み版ソフトがTEXにかわっただけです。これでは印刷代が節約できるといったメリットはないのです。もちろん、数学書などの特定分野に限って言えば、コストダウンも考えられ得ますが、それほど劇的な効果は期待できません。

2.お客様が、すべてTEXで作り、プリンタ出力したものを版下に使う
 いわゆるカメラレディと言われる方法です。TEXに限らず、ワープロでもなんでも紙に印字したものを写真製版して刷るだけなのが、カメラレディです。組み版工程がまるで要りませんから、非常に安価にできます。また、校正も原稿を書く側での責任で行うことになり、手間はかかりません。
 しかしこの技法では、TEXである必然性はかならずしもありません。多くのワープロやDTPソフトの中でTEXが選ばれたというだけの話です。ところで、これは他のワープロで書かれた場合もそうなのですが、原稿を書かれる当人が印刷や組み版に詳しくないと、あまり綺麗なものはできません。TEXの場合、適切なスタイルファイルを使えばそんなに見苦しい物にはなりませんが、逆に、いかにもTEXの標準スタイルファイルで作ったことが歴然とした平板なものになりがちです。特に、出版する場合は、なんの工夫もないレイアウトになってしまっては、商品になりません。
 結論としては、原稿を書く人がよほどTEXにこだわりをもって、しかも、印刷費を極限まで圧縮したい場合にのみ有効な方法だといえるでしょう。

3.お客様が、すべてTEXで作りデータとしてもちこみ、印刷会社で高精細出力、印刷する
 印刷会社の高精細プリンタを使って出力すれば、非常に綺麗な印字がえられます。印刷会社では普通この高精細プリンタで出力して印刷しますから、印字品質上は、本格印刷と同じ物ができます。コスト的には(2)ほどではありませんが、組版代はゼロです。非常なコストダウンが可能です
 ただ、この方法は上と同じ欠点、「いかにもTEXの標準スタイルファイルで作ったことが歴然とした平板なものになりがち」がそのままあてはまります。スタイルファイルなどに工夫が必要でしょう。うまくやれば、最高の印字品質で、本格的レイアウト、そしてコストは最低という最大の結果がえられますが、スタイルファイルの出来如何にかかっています。こういうとき中西印刷では、スタイルファイルの作成を請け負っております。出版に適切なスタイルファイルで、内容はお客さんがすべて書くという方法で、ワープロで書くように書いていけば、そのまま出版に直結できます。
 ただし、この技法はお客様の側にもかなりのTEXの知識を要求しますし、ある程度のレイアウト編集の知識がないとそのまま印刷と直結というわけにはいきません。また、大勢の著者で一冊のものを作る、紀要や共著の場合は、TEXを知らない方もあるでしょうから、そのまま使えるとは限りません。理想的ですが、現実的ではないかもしれません。

4.細かい指定や数式などはお客様がTEX、大きなレイアウトは印刷会社でTEX
 上2つ2、3の折衷的な方法ですが、いくつかてがけて、これがうまくいく場合が多いようです。
 まず、だいたいの部分が書かれていると言うことで、こまかい入力コストが省けます。TEXは生産性が高いし、数式なども書きやすいのですが、実際一から書くとなるとやはり力任せの作業になります。正直もうしあげて、今、一番費用がかかるのは人件費です。ここを圧縮しないとどうにもならない。また、数式などは、意味のわかっている著者本人が書いた方が、なにもわからないで書いている印刷会社のオペレーターより生産性が高いのは当たり前です。だから、ここはお客様が作っていただく。ワープロで原稿を作るのとおなじです。
 そのあとのレイアウトについては、印刷会社のプロの技がありますし、読みやすい、売れやすい書籍出版らしい本にするには、そのセンスがかかせません。ここはプロがやります。レイアウトについてはスタイルファイルなどをうまく書いておけば、あまり手間暇もかかりません。
 また、この技法だと、共著書などで、書いている人にTEXの知識差がある場合は、書ける人には、書けるレベルまで書いていただいて、書けない人の場合は、印刷会社で一から組むというような折衷的な取り扱いがやりやすいのです。
 要は、それぞれの場面やご予算にあわせて、適切な方法がありますので、一度中西印刷までお気軽にメイルでご連絡ください。

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