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生物科学学会連合について 矢印

2011年1月

 今から十数年程前に当時の日本動物学会の会長で、又、日本生化学会の運営委員でもあられた故丸山工作先生が中心になられて、「生物科学」 または 「生物学」 の発展のためにどのようなことをなすべきかについて考えられました。丸山会長はかねてより、生物系学会が緩やかな結びつきのもと、全学会が平等な立場で、連合を立ち上げられないかという構想をお持ちでした。国は日本を科学技術立国にするために 「科学基本法」 などをつくりましたが、当時の大学や教育・研究現場における理科離れは進んできており、このままでは日本の教育、とりわけ 「理科」 そのものも危ういと丸山先生は考えられていたようです。
 一方、理科の分野においては 「物理学会」 や 「化学会」 のような大きな学会が存在し、それなりに政府や研究・教育に対しても意見を述べたり、お互いに協力して討議したりするだけの力をもっていました。ところが 「生物学」 又は 「生物科学」 は従来の学問のまま、更に次々と細分化していき、お互いの学会間の協力はいくらか試みられていたようですが、必ずしも連携を上手く結ぶということにはなかなか至っておりませんでした。1999年、いくつかの学協会の協力もあって 「生物科学学会連合」 は発足する運びとなりました。「生物科学学会連合」 はその後、大学等の法人化や政府の科学政策の変更などにより、もっと強い意見の表出が求められるようになってきました。国内の科学・技術や学術に対して、充分な実行がなされなくなってきているのです。これからの大学や研究所等における 「生物科学」 の健全な発展のために、各学協会がもっと協力し、政府や国民、学協会等に対しても意見をきちんと出していけるようにした方が良いとの結論に至りました。そのため、2010年にこれまで一年交代で代表が替わっていたものを選挙によって代表を選ぶことを今年決め、「生物科学学会連合」 も新たな段階に入ってきたと言えます。
 各学協会の皆様方の御支援を心からお願い申し上げます。尚、現在、この連合は参加している学協会は以下の25学協会です。

個体群生態学会 日本味と匂学会
日本遺伝学会 日本宇宙生物科学会
日本解剖学会 日本細胞生物学会
日本時間生物学会 日本植物学会
日本植物生理学会 日本進化学会
日本神経化学会 日本神経科学学会
日本生化学会 日本生態学会
日本生物教育学会 日本生物物理学会
日本生理学会 日本動物学会
日本発生生物学会 日本比較生理生化学会
日本比較内分泌学会 日本微生物生態学会
日本分子生物学会 日本免疫学会
日本薬理学会  
     
代表  浅島 誠 

※ 2011年1月に日本蛋白質科学会、2012年10月に日本実験動物学会、さらに2013年2月に日本分類学会連合の新入会を迎え、生科連への参加学会は28団体となりました。(2013.2.18追記)