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生物科学学会連合について 矢印

2007年5月

 今から十数年程前に当時の日本動物学会の会長で、又、日本生化学会の運営委員でもあられた故丸山工作先生が中心になられて、「生物科学」または「生物学」の発展のためにどのようなことをなすべきかについて考えられました。丸山会長はかねてより、生物系学会が緩やかな結びつきのもと、全学会が平等な立場で、連合を立ち上げられないかという構想をお持ちでした。国は日本を科学技術立国にするために「科学基本法」などをつくりましたが、当時の大学や教育・研究現場における理科離れは進んできており、このままでは日本の教育、とりわけ「理科」そのものも危ういと丸山先生は考えられていたようです。一方、理科の分野においては「物理学会」や「化学会」のような大きな学会が存在し、それなりに政府や研究・教育に対しても意見を述べたり、お互いに協力して討議したりするだけの力をもっていました。ところが「生物学」又は「生物科学」は従来の学問のまま、更に次々と細分化していき、お互いの学会間の協力はいくらか試みられていたようですが、必ずしも連携を上手く結ぶということにはなかなか至っておりませんでした。しかしながら、丸山会長の御発案のもと、いくつかの学会がお集まりくださり、2回ほどの非公式な会合がもたれた後、1999年、生物科学学会連合は発足する運びとなりました。そして当初の構想通り、「生物科学学会連合」は設立時には特定の学会を中心にするのではなく、各学会が一年交代で代表を務めるという方向で始められたのです。ところが、今から三年前、この「生物科学学会連合」の事務局を行っていた「学会事務センター」の破綻という突然の事態により、各学協会は混乱の極みの中に巻き込まれました。当時、この「生物科学学会連合」の代表をしていた分子生物学会の山本正幸会長はその事務処理に大変苦慮され、当時の幹事が集まって今後の方策について話し合いました。約1年間、この「学会事務センター」問題で休業状態にあった「生物科学学会連合」をやはりきちんと運営し、次世代の「生物科学」又は「生物学」を発展させるためには持ち回りではなく、代表制をとり、二年交代で運営していくことが望ましいという結論になりました。その間、日本植物生理学会の世話人であられた大森正之先生が申し合わせ事項や事務局をきちんと整備して下さってやっと「生物科学学会連合」がここに再出発の運びとなりました。この5月2日に開催された2007年度の第一回運営委員会では活発な意見や討議がなされ、日本学術会議の生物科学分科会(中野明彦委員長)との合同シンポジウムも開催することが決まりました。又、副代表には現日本生化学会会長の宮島篤先生が就任され、ここに新生「生物科学学会連合」が再出発しました。まだまだ組織としては貧弱ではありますが、これから足腰を鍛え、一つ一つ着実に誠実に物事に取り組んでいきたいと思っています。

各学協会の皆様方の御支援を心からお願い申し上げます。尚、現在、この連合は参加している学協会は以下の22学協会です。


日本遺伝学会 日本宇宙生物科学会
日本解剖学会 日本細胞生物学会
日本植物学会 日本植物生理学会
日本進化学会 日本神経化学会
日本神経科学学会 日本生化学会
日本生態学会 日本生物教育学会
日本生物物理学会 日本生理学会
日本動物学会 日本発生生物学会
日本比較生理生化学会 日本比較内分泌学会
日本微生物生態学会 日本分子生物学会
日本免疫学会 日本薬理学会
     

代表  浅島 誠

※2008年8月、さらに個体群生態学会の新入会を迎え、生科連への参加学会は23学会となりました。(2008.10.2追記)

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個体群生態学会
日本遺伝学会
日本宇宙生物科学会
日本解剖学会
日本細胞生物学会
日本植物学会
日本植物生理学会
日本進化学会
日本神経化学会
日本神経科学学会
日本生化学会
日本生態学会
日本生物教育学会
日本生物物理学会
日本生理学会
日本動物学会
日本発生生物学会
日本比較生理生化学会
日本比較内分泌学会
日本微生物生態学会
日本分子生物学会
日本免疫学会
日本薬理学会
(五十音順)

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