日本臨床内分泌病理学会

理事長あいさつ

日本内分泌病理学会 理事長
国家公務員共済組合連合会虎の門病院間脳下垂体外科 山田 正三

 この度、第4代目の日本内分泌病理学会の理事長を拝命致しました。微力ではありますが、本学会の発展のために誠心誠意尽力する所存でおりますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 本学会は、本来内分泌病理学の発展とその研究者の育成を主目的として発足致しましたが、前身の内分泌病理研究会から日本内分泌病理学会に移行後22年が経過した現在では、病理医だけでなく、内分泌病理に関心を抱く各領域の臨床系の先生方も多く参画され、内分泌病理という観点から、病理医と臨床の諸先生方が内分泌疾患の基礎的事項や臨床的問題等をお互いに討論し検討しあうという学会となっています。またこの間、長村義之先生、佐野壽昭先生、成瀬光栄先生がそれぞれ理事長を努められ、夫々の理事長のご努力の結果、日本内分泌学会(1996年日本内分泌学会の分科会となる)や他の分科会(年次総会を他の関連学会と内分泌学weekとしてリレー開催)との連携の促進、学会の運営体制の整備、学会顕彰制度の整備拡充、そして学会ホームページや内分泌病理コンサルテーション制度の開設など、様々な改革が議論され採択されて参りました。その結果、開設当時32名であった会員数も2014年度には300名を超える学会となっております。これも歴代の理事長、理事を始め、会員の方々の努力の賜物と心より感謝申し上げます。
 今後は新理事長として従来の学会運営を踏襲しながら、更なる会員の増加、学会運営の安定化、そして診療科が異なる夫々の会員の方々への有意義な情報の提供と次代を担う内分泌病理に関心を抱く病理医、臨床医の育成にも学会として取り組んで参りたいと考えております。どうぞ会員の方々の益々のご協力、ご支援を賜ります様何卒宜しくお願い申し上げます。