日本臨床内分泌病理学会

会員の皆様へ

顕彰制度について

<平成29年(2017年)度からの学会名称変更に伴い、以下の細則等において「日本内分泌病理学会」を「日本臨床内分泌病理学会」に改めたが、それ以外内容に変更はないので細則等の改訂年は付していない。>

日本臨床内分泌病理学会会則第32条に基づき、下記の四顕彰を行うこととし、それぞれの細則を別途以下に定める。

  1. 日本臨床内分泌病理学会特別功労賞
  2. 日本臨床内分泌病理学会佐野賞
  3. 日本臨床内分泌病理学会亀谷賞
  4. 研究賞(日本臨床内分泌病理学会最優秀賞、日本臨床内分泌病理学会奨励賞)

また、細則を補足するためにそれぞれの選考方法・事務手続きを附則として設ける。

1.日本臨床内分泌病理学会 特別功労賞に関する細則

制定:平成24年10月11日
改訂:平成26年4月25日

  1. 趣旨
    永年に亘り内分泌病理学および日本臨床内分泌病理学会の発展に顕著な貢献をした会員を顕彰するため日本臨床内分泌病理学会特別功労賞を設ける。
  2. 受賞対象者
    日本臨床内分泌病理学会の名誉会員あるいは功労評議員若干名に授与する。
  3. 推薦者
    理事が理事会に推薦することとし、所定の推薦書類を2月末必着で学会事務局に提出する。
    特別功労賞推薦書>>ダウンロード(Word)
  4. 選考委員会
    選考委員長は理事長が担当し、副理事長、各役職筆頭理事及び当該年度学術総会会長に選考委員を委嘱・任命する。選考委員会は受賞者候補者を選考後、理事会の承認を得て受賞者を決定する。
  5. 表彰
    不定期とし、学術総会にて盾を授与する。

2.日本臨床内分泌病理学会 佐野賞に関する細則

制定:平成24年10月11日
改訂:平成26年4月25日

  1. 趣旨
    故佐野壽昭理事長の内分泌病理学および日本臨床内分泌病理学会の発展における多大な功績を記念して日本臨床内分泌病理学会佐野賞(Sano Memorial Research Award of Japan Endocrine Pathology Society)を設ける。
  2. 受賞対象者
    内分泌病理学の分野で卓越した業績のある満55歳以下(当該年度末)の日本臨床内分泌病理学会会員1名に授与する。
  3. 推薦者
    評議員または功労評議員が理事会に推薦することとし、所定の応募書類を2月末必着で学会事務局に提出する。
    佐野賞申請書>>ダウンロード(Word)
  4. 選考委員会
    構成は特別功労賞選考委員会と同じとする。選考委員会は受賞候補者を選考後、理事会の承認を得て受賞者を決定する。
  5. 表彰
    定期的(毎年)とし、原則10年間にわたり学術総会にて、賞状及び副賞を授与する。
  6. 受賞講演
    受賞者は当該学術総会において受賞講演を行う。
  7. 応募不可条件
    亀谷賞との同時応募はできないこととし、また過去に本賞または亀谷賞のいずれかを受賞した者の応募もできないこととする。

3.日本臨床内分泌病理学会 亀谷賞に関する細則

平成26年4月25日制定

  1. 趣旨
    亀谷徹名誉会員の内分泌病理学、特に神経内分泌病理学の発展における多大な功績を記念して日本臨床内分泌病理学会亀谷賞(Kameya Distinguished Research Award of Japan Endocrine Pathology Society)を設ける。
  2. 受賞対象者
    内分泌病理学、特に神経内分泌腫瘍の分子病理学的および予後・治療に関する臨床的研究で卓越した業績のある満55歳以下(当該年度末)の日本臨床内分泌病理学会会員1名に授与する。
  3. 推薦者
    評議員または功労評議員が理事会に推薦することとし、所定の応募書類を2月末必着で学会事務局に提出する。
    亀谷賞申請書>>ダウンロード(Word)
  4. 選考委員会
    構成は特別功労賞選考委員会と同じとする。選考委員会は受賞候補者を選考後、理事会の承認を得て受賞者を決定する。
  5. 表彰及び表彰期間
    定期的(毎年)とし、原則10年間にわたり学術総会にて賞状及び副賞を授与する。
  6. 受賞講演
    受賞者は当該学術総会において受賞講演を行う。
  7. 応募不可条件
    佐野賞との同時応募はできないこととし、また過去に本賞または佐野賞のいずれかを受賞した者の応募もできないこととする。

特別功労賞、佐野賞及び亀谷賞の選考方法・事務手続き(附則)

制定:平成24年10月11日
改訂:平成26年4月25日

上記三つの賞の細則を補足するために、下記の選考方法・事務手続きを設ける。

  1. 推薦書または申請書の提出
    ①推薦者または申請者は、所定の書類をホームページからダウンロードのうえ、2月末日必着で日本臨床内分泌病理学会事務局へ郵送する。
    ②書式については、理事長及び庶務筆頭理事がその作成または改訂を担当する。
  2. 受賞者の選考
    ①選考方法は選考委員会に一任する。
    ②選考委員会は、4月の日本内分泌学会学術総会会期中に開催される理事会までに、受賞候補者を選定し、当該理事会において受賞者の承認を得、これを決定する。
    また、受賞者名を表彰年度の評議員会・総会に報告する。
  3. 受賞者への連絡
    ①理事長は、受賞者へ受賞決定の通知を行う(事務局発)。
    ②学術総会会長は、受賞者へ表彰式日時の連絡を行う(会長発)。
    佐野賞及び亀谷賞の受賞者への連絡にあたっては、秋の学術総会での受賞講演を依頼するとともに、講演要旨作成等をつめる。詳細は会長裁量とする。
  4. 表彰式及びそのスケジュール
    ①他の賞同様、会長裁量とするが、佐野賞及び亀谷賞についてはプログラムのなかで受賞講演に先立って表彰式を挙行することが望ましい。
    ②三つの賞の授与者は理事長とする。
  5. 授与品(盾等)の選定、考案及び発注並びに副賞賞金の取り扱い
    ①授与品の選定または盾等の原型の考案は理事長及び庶務筆頭理事が担当する。授与品の発注先については日本臨床内分泌病理学会事務局が協力する。なお、授与品の固定後は、事務局が実務を行う。
    ②授与品(賞状を含む)は、日本臨床内分泌病理学会事務局から学術総会会長へ提供される。
    ③副賞賞金は目録とし、日本臨床内分泌病理学会事務局から学術総会会長へ提供される。
  6. 佐野賞及び亀谷賞の副賞金額
    二賞の細則に定める表彰期間にわたって実施可能なように、理事長及び庶務筆頭理事が協議して決定する。

4.日本臨床内分泌病理学会の研究賞に関する細則

制定:平成16年6月24日
改訂:平成19年10月19日
改訂:平成24年10月19日
改訂:平成26年4月25日
改訂:令和4年6月3日

  1. 趣旨
    わが国における臨床内分泌病理学の研究を奨励する目的で、国内で行われた研究の筆頭研究者を対象に日本臨床内分泌病理学会最優秀賞(Distinguished Investigator Award of Japan Endocrine Pathology Society)および日本臨床内分泌病理学会奨励賞(Young Investigator Award of Japan Endocrine Pathology Society)の二つの研究賞を設ける。
  2. 選考方法
    1. (1)日本臨床内分泌病理学会学術総会で優れた演題の発表を行った研究者より、最優秀賞を1名に、奨励賞を若干名に授与する。なお、奨励賞は研究分野と症例報告分野を設ける
    2. (2)選考委員会の構成:選考委員長は当該年度学術総会の会長が担当し、選考委員は選考委員長が選出する。
    3. (3)選考方法:その詳細は附則に定める。
    4. (4)受賞者の決定:選考委員会は(3)に基づいて受賞者を決定し、理事会および評議員会、総会にて報告する。
  3. 応募資格
    学術総会において演題発表を行う日本臨床内分泌病理学会の会員で、当該年度末で満40歳未満の研究者。
  4. 応募方法
    学術総会への演題応募に際して、学術総会会長が指定する書式に必要事項を記載し、学術総会事務局宛に提出する。
  5. 応募締め切り
    学術総会のホームページ参照。
  6. 選考委員会
    ①選考委員長は当該年度学術総会の会長が担当し、選考委員は選考委員長が選出する。
    ②選考方法の詳細は選考委員長に一任する。
    ③選考委員会は受賞者を決定し、理事会、評議員会・総会にて報告する。
  7. 表彰
    定時総会において受賞者名を発表、学術総会会期中の表彰式で賞状を授与する。最優秀賞受賞者には若干の副賞を授与する。
  8. 応募・問い合わせ先
    学術総会事務局(=学会長事務局)
    ※日本臨床内分泌病理学会事務局ではありません。

研究賞選考方法・事務手続き(附則)

研究賞(最優秀賞、奨励賞)細則を補足するために、下記の選考方法・事務手続きを設ける。

制定:平成17年7月
改訂:平成19年10月19日
改訂:平成20年9月26日
改訂:平成23年4月23日

事務処理は学術総会会長事務局が実施する。

  1. 選考委員会委員の選定
    選考委員会委員長は、学術総会会長とする。選考委員長は、基礎・臨床のバランスを考慮して選考委員(3名)を委嘱・任命するが、当該年度の日本内分泌学会学術総会会期中に開催される理事会にて、または持ち回り理事会にて承認を得る。
    選考委員名は評議員会、総会で報告する。
  2. 募集案内
    学術総会会長は一般演題募集に際して研究賞の公募および申請書を会員に連絡するとともに、日本臨床内分泌病理学会のホームページ等にも掲載する。
  3. 申請書の提出
    応募者は申請書を学術総会会長事務局に提出する。
    同事務局では、受付番号・受付日を記入し応募者に通知する。
  4. 募集締切日の設定
    学術総会の一般演題締切日(必着)とする。
  5. 応募研究の一次評価(受賞候補者の選定)
    選考委員長は申請書を選考委員に送付し、5段階評価を行う。
    評価基準は以下のように定める。
    5 極めて優れている
    4 やや優れている
    3 普通
    2 やや劣る
    1 劣る
    評価結果は学術総会会長事務局で集計する。
    [注]:選考委員長は、応募件数、応募演題の質、その他の状況を勘案して、第(5)項を省略することができる。
  6. 受賞候補者(一次評価)の報告
    選考委員長は、学術総会に際して開催される理事会で受賞候補者の報告を行う。
    [注]:選考委員長は、一次評価を実施しなかった場合は、この第(6)項を省略することができる。
  7. 応募研究の二次評価(受賞者の選定)
    選考委員は、受賞候補者の総会での発表内容につき、または応募者の抄録内容につき、3段階評価による二次評価を行う。
    評価基準は以下のように定める。
    3 極めて優れている
    2 やや優れている
    1 普通
  8. 研究賞受賞者の決定
    選考委員長は、二次評価の結果を集計し、最優秀賞の受賞者1名、奨励賞の受賞者若干名(研究分野、症例報告分野)を決定する。原則として同一施設(所属科)からは複数の受賞者を選定しない。
  9. 受賞者の表彰
    学術総会の原則第2日目に、学術総会会長事務局により研究賞の表彰式を行う。表彰状、「副賞用熨斗袋」および表彰状容器(筒)は同事務局にて準備する。但し、副賞賞金は日本臨床内分泌病理学会事務局から学術総会会長事務局へ送付される。表彰状の授与者は、理事長とする。
  10. 結果の公表
    受賞者名は、日本臨床内分泌病理学会ホームページに掲載される。

    以上